風水は環境学の一種

まず最初に。風水はいわゆる占いではありません。環境学とでも言うべきもので、占いのように、こうなるというような判断はしません。こういう影響を受けているという判断を示します。

最近は風水の名前を営業的に使う人が多く、日本では風水への誤解が蔓延しているようです。特に家相との混同が激しく、有名な方の中にも平気で風水の名前を付けて、家相占いをしている方も多いようです。

たとえば風水では家相占いのような鬼門の概念はありません。周りの環境や地形、家の環境、その人自身を総合的に勘案して受けている影響を判断をします。本場の中国、香港、台湾などの他、アメリカ、オーストラリアなどで盛んに研究されています。アメリカでは大学に講座が開設されていたりもします。もっとも遅れているのが、現代の日本の風水では無いでしょうか。

代表的な殺

さて、風水では邪気は殺(さつ)と言います。
多くのものがありますが、形殺(形のあるものから受ける殺)の中の一部の代表的な例をあげます。よく言われる遠ざける方法、化殺(かさつ)にも言及して、その考え方を述べたいを思います。

頂心殺(ちょうしんさつ)

玄関の前に尖ったもの、電柱や大きな木、煙突、大きなアンテナなどがある状態。

門冲殺(もんちゅうさつ)

家や部屋のドアや入り口が向かいの家や部屋のドアや入り口と真っ正面に向かい合っている状態。

稜角殺(りゅうかくさつ)隔角殺

家に対して、他の建物の角が突き刺さって来るような配置、状態。

路冲殺(ろちゅうさつ)槍殺

家に向かって道路が向いている、突き当たっている状態。例、T字路。

反弓殺(はんきゅうさつ)鎌刀殺

カーブしている道路の外側に家があるような状態。(反面、内側にあるのは吉相)

破財殺

玄関から真直ぐに歩いていくとさえぎるものが無く、反対側に大きな窓や勝手口があり、そのまま出て行けるような状態

殺の意味すること

例に出したのは、悪い気が向かって来ると言うものです。(特に路冲殺や反弓殺は実際に車が飛び込んできてもおかしくない配置ですし、塵や埃が舞い込みます。)
これらは基本的に社会的な面や健康面や精神面で悪い影響を受けるものです。この他にも良い気が通り抜けてしまうような状態のものも殺と言います。破財殺などは、良い気が通りぬけてしまうということなのですが、こう言う住居に住んでいると考え無しに動く癖が付き、金銭面でも浪費癖や失敗があるということです。

対処

これらに対処するには、理想的には改築や引っ越しです。
邪気そのものを無くしてしまうのが一番なのは当然の事です。しかし、そう簡単には出来ませんので、よく言われているのは、防ぐものを使うということです。一つは、八卦鏡などで反射させてしまう方法です。または同じようなもので、対抗する方法です。水晶の尖った先端を向けるとか、トゲのある樹木を置く、植える(サボテン、山椒など)。又は、守ってくれるもので中和します(龍の置物など)。

普通の鏡を向けるという事も限定的ですが効果はあるでしょう。破財殺などは、ついたてやカーテン等でそのままでは通り抜け出来ないようにします。
八卦鏡を見てみる

ただ、これらのものの効果の程は、いつも確定されているものではありません。むしろ、意味があまり無く、邪気そのものをなくすしかないという判断も多いようです。しかし、殺(邪気)と言うものは、環境から受ける潜在的な影響であるので、同じく潜在的(精神的環境面)なもので、ある程度は中和出来るという考え方が多いようです。
基本的には総合判断になります。しかし、いわゆる風水グッズには疑問な物も多いのも事実です。

風水だけでなく、基本的な考え方は以上です。
邪気を知るで書いたことも参考にすれば、あなたもある程度の大まかな開運判断が出来ると思います。少なくともそういう事を商売にしている人達の言っている事が、理屈に合っているかどうかの判断材料の一つには成るでしょう。

注、殺があってもその影響がいつも出るとは限りません。周りの状態や年回りによって中和されている場合もあります。同じ理由で突然に影響が出て来る場合もあります。状況により対策を行っても完全に中和できない場合もあります。
形殺の他に形の無いものから受ける神殺もあります。
また家に龍を置く場合は、1・2・9の数にする必要があると言われます。9頭置く場合は主龍を決めなければならないとされます。本質的なものかは分かりませんが、八卦鏡も含め、頼もしいと思われる置物などは良い影響を受けるのも事実です。

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