結界は分けるもの

結界とは、区別するものです。
一般的には俗な世界と神聖な世界を区切るものです。又は修業の場を作るものです。ですから、当然に社寺などに結界は必要ですし、全てに存在しています。山門や鳥居なども結界の例です。女人結界などという言葉もあります。

そして、もう一つの意味は、それらを実効上に担保する為の障壁の一種です。この項目では結界という言葉を特にこの意味で使います。

結界の色々

障壁としての結界

障壁には様々な物があります。物理的な障壁。社会的な障壁。心理的な障壁など。

物理的な障壁とは、もちろん川であり、壁であり、堀であり、ドアなどです。砦や城は基地であり、かつ障壁です。

社会的な障壁とは、道路のセンターラインや進入禁止の立て札、部外者立ち入り禁止のはり紙などです。法律で禁止された行為なども社会的な障壁です。

心理的な障壁は、嫌な想い出や場違いな場所、赤い線が一本引いてあるだけで、禁止はされていないけど、越えてはいけない気持ちになるような事柄です。またげる程度の低い柵なども物理的な障壁と言うより心理的な障壁です。

この他に地殻的なエネルギー、霊的、念的な障壁があります。

多くの結界はそれらの物が混然として一体になって作られます。

神社などの結界

一例として、神社の結界について説明します。様々なもので結界が作られますが、一般論として書きます。
もちろん物理的な配置、神社ならではの社会的な障壁が存在しますが、通常、神社では、敷地の四隅に炭や水晶を埋めてあります。
これらの物で結界を作っていますが、もちろんそればかりではありません。塩で境内を清めると言うことも結界の強化、作成でもあります。また、神社の存在する地域地形的な特性も関係します。

神社によっては、相当に強力な結界(物理的な圧力を感じるぐらいの)が張られている所もあり、様々な要素が組合わさっているようです。
そう言う所は非常に清浄な気を感じる事が出来ます。もちろん結界の存在をほとんど感じる事が出来ない所も多いですね。
これらについては別項目で言及します。

結界を作る

何も無ければ必ずしも結界を作る必要はありません。また、遊び半分にむやみに結界を張らないでください。
どのように素晴らしいものでも害になる場合もあります。砂糖が毒になる事も薬が劇薬になる事も、環境とその人により、実に様々なのです。
むしろそうでなかったら、世の中、こんなに楽な事はありません。何か良いものを一つ見つけたら、簡単に世界中の人が幸せになってしまいます。しかし、現実は明らかに違います。
むしろあまりに強い結界をいつも張ってしまうと、妙なものを呼び寄せてしまう怖れもあります。(力試しをしたくなるのは人ばかりではありません)もちろんそう簡単に強い結界は作れませんし、充分に強くて、対処も出来れば問題はありません。

結界を張る場合は真剣に張って下さい。

何か気になる事があり、それが外部から受けている邪気や邪念や霊的なものである可能性がある時に、結界を張ります。又は生じる可能性がある時です。霊媒体質の方は常時結界を張った方が良いかもしれません。

最近ついていない時、年回りの悪い時、家にいても何か落ち着かない時、その他、安心を得たい場合に結界を張って下さい。家を新築する時に敷地に結界を張ると言うことを行う場合もあります。

色々な物で結界が張れますが、一般的な物を紹介します。

水晶で結界を作る。

四隅に配置します。
私見では中心部にも配置した方が良いと思います。完全に浄化されていないと駄目ですし、どうしても定期的な浄化が必要です(埋める場合は土壌浄化が出来ます)。

結界に使用するものはヒマラヤ水晶やブラジル水晶などが良いでしょう。
小さな物や量が少ないと効果はありませんので、結界力が強く、安価であるブラジル水晶が適切かも知れません。ヒマラヤは少し高価です。
本当は日本産の水晶が良いのですが、現在では安価に入手は不可能です。

ただし、球状に加工した物は不適です。尖った原石が良いでしょう。水晶についてはまた別項目で言及します。
水晶を大量に必要とする場合はここをチェック

炭で結界を作る

もちろん先程言及したように炭でも可能です。しかし、良質な物でないと効果が少ないと思います(私見)。(炭の再生法は、一時間ぐらい茹でます。その後、日光に一日当てて乾かします。)
水晶と併用可。気を整える為に敷地に埋める場合もありますし、埋めた場合は土壌浄化が出来ます。

呪文や護符

密教や陰陽道などの呪文や護符などを使用する方法もありますが、知識が無い場合は止めておきましょう。
これらのものは使用者を選びます。資格の無い者が使えば、効果がないだけならまだしも、最悪は命を落とす事もあります。九字(九字護身法)なども、比較的に安全なものですが不用意に使用すると危険な事もあります。これも機会があれば別項目で言及します。

塩で結界を作る

誰にでもお薦め出来るのが、安価で簡便な盛り塩を使う方法です。
何かおかしいなと思った時に簡単に実行出来ますし、安全です。

盛り塩を家の四隅に配置します。家の外に配置すると雨風も当たりますし、近所からおかしな目で見られますので、家の内部に盛って下さい。
位置は少しぐらい違っても構いません。上下も不問です。L字型などの家の場合は頂点になる部分にも塩を盛ります。盛った塩を結んだ線で家を囲むようにします。

入れ物は陶器やガラスや紙や竹などの自然の物を使います。プラスチックなどの波動の異質な物を使うと気が乱れるからです。塩は安いので多めに使いましょう。少なくとも女の人か子供の拳大。もちろん多ければ多い方が良いです。

取替えが必要です。始めは出来れば一日で取替えましょう。その後は二三日で取替えます。場合により、様子を見ながら一週間ぐらいまで伸ばしても可です。

取替えた塩はすぐに洗面所やトイレや台所の流しで、水で流してしまいます。
なぜなら塩は基本的には邪気を吸収するからです。料理店などで玄関に盛り塩をしているのはこの吸収力を利用してお客を呼ぶ為のものです(これは故事に倣いますが、本質ではないので割愛します)。
この方法は安全で効果も高い方法です。何かの時のために覚えておいてください。霊なども普通程度であれば防げます。

最後に

結界は日々弱くなります。再生して下さい。
家の中に気の乱れがあると穴が出来易い原因になります。盛り塩などもあまりにあちこちに配置すると気の乱れの原因になります。お神札などもあまりにあちこちにあれば同じです。
基本的には気を分断する物ですから、乱れは良くありません。

ただし、現代社会では結界を破る原因になり易いものが満ちています。外部からの電話などもそうです。また、破る方法もありますが、ここでは言及しないで置きます。
また、悪意の無い通りすがりの霊などは、意外にあっけなく結界を通り抜けて去って行く場合もありました。

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