自動車保険の真実

必要経費の自動車保険

保険はハイリスクを参照。

リスクとリターンを考えれば、保険商品はお得ではありません。もちろん、保険は金融概念で考えるものではありませんし、これはないと困りますよね。それに責任と言うものもあります。必要経費です。
もちろん、その前に、安全運転に徹しましょう。安全運転には左足ブレーキも参考にして下さいね。

加入する保険ですが、特にこだわりが無ければ、値段を考慮して、直販方式の自動車保険を奨めます。チューリッヒとか、三井ダイレクトとか、ソニー損保などですね。通常、ネットで加入すると更に割引があります。
一般的な保険会社の物に比べて、3割から4割は安く済むようです。当たり前のことですが、直販でない普通の保険会社の場合、代理店経費や販売委託経費が膨大に掛ります。最終的に利用者が保険料として負担するので、高いんですね。ただし、総合保険会社のネットワークは優れていますので、そちらも選択の余地はあります。
保険の流通経費は、直販の物と比較すれば、大体は推測が出来ます。3から4割安いことを考えれば、そのぐらいでしょうか。(イギリスでは直販方式の自動車保険が発売されて、5年で普通の自動車保険を駆逐してしまいました。日本ではゆっくりですが、やがては同じ道を進むのではないかと思います。)

ロードサービスは保険に付いているのが合理的

最近の保険はロードサービスが無償で付いて来ます(ないものもあります)。JAFなどに、加入する費用も節約出来ます。内容は各社に違いがありますが、JAFよりも手厚いようです。さらに簡単に修理出来なかった場合、遠方であれば宿泊費の負担とか、家に帰る交通費の負担とか、現地で修理して車を搬送する費用、などなど、至れり尽くせりです。ガス欠の場合も無料で10Lお届けサービスもあったりします。(各社によって微妙に条件は違いますし、無い場合も総合的な経費を勘案して考えて下さい。)

ロードサービスが保険に付いているのは、実に合理的です。もし、不幸にして事故にあった時に、気も動転します。その時に警察への対応、相手の人への対応をしながら、保険会社に連絡、会社に連絡、更に動かなくなった自分の車のレーカー移動の手配、修理の対応などをしなければならないのです。その時に保険会社への一本の電話で、その半分が済んでしまうとしたら、気が楽です。

実は三井ダイレクトでしたが、事故を経験しています。全損でした。身体はぴんぴんしていましたが、念の為に救急車に乗せられ、病院で検査をしました。身体は一つしかないのに、交通妨害だから車を早急に撤去するようにと言われ、検査もあるし、色々状況も訊かれますし、大変です。保険会社への事故報告の電話だけで、レッカー移動の手配まで済んで、助かりました。直販だからと言って事故対応も悪くありません。(念のため。私はぶつけられた方です。)

車両保険は微妙

私見ですが、車両保険は、あまり必要ではないと思います。基本的に自分の車は諦めれば済む事ですし、車両保険は不正請求の温床になっている場合もあります。自分でぶつけてばかりの人もいます。つまりそのような人に払うお金も真面目な人達が負担してしまうような構造です。

自分で車両保険を作れば良いのです。人が一生に自分の車を自分の責任で、確率的にどのぐらい壊すか。総金額を想定して見てください。おそらく自己責任の全損事故が一生に一度、あるか、ないか。二度も三度も繰り返す事は、普通の人ではあり得ない事です。(ちなみに私は一人で道路外に飛び出して、空を飛んで廃車にしました。身体は不思議に無傷でしたけど。もう無いと思います、たぶんですが。)部分損壊の総トータルで考えても、それほど大きいものではありません。

でも、車両保険に一生入りつづけたら、どのぐらいお金が掛ると思いますか。自分の例で、計算して見て下さい。保険会社が儲かって成り立っているので当たり前です。
車両保険に入った場合に掛る増加金額を、プールして置いたと仮定して置けば良いのです。十分に修理費を賄って一生ではおつりが来ます。

もちろん、人に寄りますので、色々な可能性を考えて見て下さい。新車で特に高い車を買った場合、全損等は高く付きますので、入っておくという選択肢もあります。まさかに備えるというのが保険ですから、備えるお金は必要経費です。また車両保険に入っておけば、安心できるという利点は、保険ならではのものです。それに自分でぶつけたりしたら、買い替えや修理も出来ないし、実際問題、困ってしまうと言う方は、車両保険が必要です。

見積り

とにかく漫然と同じ保険に入りっぱなしにしないで、見積りだけでもしてみると良いと思います。ネットで一括で見積りが出来る所もいくつかありますし、後でしつこく勧誘される事もありません。
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一例として、無料の自動車保険一括見積もりサービス


自動車保険の損得というものは、車種や人それぞれによって、簡単に比較ができますので、比較するのが一番です。もちろん、安ければ良いと言うものでもなく、自分に取って必要十分なもので、さらに安価であれば良いでしょう。

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