照明の節電は効率的

照明が占める電気代は、家庭使用量のほぼ五分の一なので、簡単に節約効果の上がる物なのです。

基本的には、こまめに電気を切る。節電タイプの器具(LED器具など)に替える。二段階のスイッチが付いているものは、照度を落とす。そういう事でしょうか。他にもいくらでもありますが、これらは、おそらく皆さんはすでに実行されていることでしょう。

個別に見ていきましょう。

照度

まず照度をあまりに落とすというのは、賛成できません。それは電気代の節約ではありますが、節約術ではないのです。
瞳孔が開いている状態で焦点を合わせると、目の周りの筋肉が過大な緊張をします。それが状態化すると筋肉が硬くなり、目が悪くなりますね。暗い所で本を読むと目が悪くなるなどと言われる理由がこのことです。

少しばかり電気代を節約しても、メガネを必要とするようになったり、メガネを買い換えたりしなければならないとしたら、いったいなにが節約でしょうか。暗い場所でテレビを見ることも目に悪いようです。
ですから、くつろぐために暗めにすることに問題は無いのですが、細かな作業や文字を読むときのために、明るくすることも出来る照明環境が必要です。

ただし、電気店で売られている照明器具に表示されている適用畳数(何畳から何畳と言うものですね)は、かなり過大に見積もられています。なぜなら、人は歳と共に必要とする照度が大きくなるからです。ですから、まだ若い方なら、少し小さめを買う、又は一段階スイッチを落として使うと言うのは、悪くはないと思います。

消すこと

人のいない無駄な所の照明は、こまめに消していらっしゃるものだと思いますが、出来てない方はやって下さい。ただし、防犯の意味で必要な事もありますし、何よりも精神衛生上でも開運の意味でも、家中があまりに暗すぎると言うのは、感心できません。最近は0.1W程度のLEDもありますので、ほのかに光らせて置くのは、よい事ですね。また、後述するLED電球を常時点灯場所の用途で考えてみるのも良いかも知れません。

又、人が来たときだけ点灯する人感センサー付きの照明器具は節約に最適なものと成ります。器具を替えるのは大変ですが、最近では人感センサー付きのLED電球やソケットがあります。センサー付きのLED電球は普通の電球と交換するだけですので、非常に簡単です。おまけにLEDですから、点灯しているときも節電になります。人感センサー付きLED電球・ソケット

器具の効率

また消費電力に対して発光の良いインバーター蛍光灯や、細い新型の照明器具が出ていますので、器具の買い換え時には、検討の余地ありです。ただし、器具の交換を考えるのなら、現在ではLED専用器具のほうがふさわしいと思います。後述。

通常に使える蛍光管で推薦するものとして、蛍光管の上部に反射塗料が塗ってあるものがありますので、一段階スイッチを下げるか、一本ぐらい抜いてしまっても、明るさをわりと保てるようです。30パーセント光量が増すそうでうが、実際にかなり明るくなったと体感できます。
普通の街の電気店では取り寄せになる場合があります。
反射膜コーティング蛍光管、これなどは、わざわざ取り替えても、又は蛍光管の取替え時に変更する意味があります。

電球形式の金具に嵌めるタイプの蛍光管があります。電球の形をした蛍光管ですね。電球を使っていた場合と比較して、かなり節電になります。ただし、蛍光管は電子を放出して内部の蛍光塗料にぶつけて発光するため、起動時に比較的大きな電力が要ります。また、何度も点滅を繰り返す場所では、蛍光管も傷めるので、避けて下さい。
また、このタイプの100W電球相当のもの(20W)は、外気温が低いと暖まるまで照度がかなり低いようです。点滅が多い場所は、60W(12W)クラスぐらいが使用し易いでしょう。

最近、実用化してきたLED電球や照明は、まだ多少値段が高いのですが、十分な節約になります。従来の電球と比べて電気代は十分の一、耐久性は10年以上です。電球の置き換えとして、蛍光管タイプの物よりも推薦出来ます。新しい照明であり、LED照明に関しては、まだ知識が少ない方が多いと思いますので、購入の参考に述べてみたいと思います。

LED照明の選び方

LED照明の特徴としては、発光効率が良いということが上げられます。さらに点滅に強く、寿命も非常に長いのです。LED照明の寿命は、当初の70パーセントの能力に落ちた時を寿命として表示してあります。
ですから、ただ点灯していれば良いということであれば、半永久的に使えます。私が確認しているLEDの表示灯でも25年間24時間点灯を続けている物もあります。ただし、照明として使う事を考えると、やはり70%に落ちた時には交換することが必要でしょう。それでも日に8時間の使用で10年は持ちます。

LEDが照明に使えるように成ったのは、非常に高効率の青色LEDが開発されたためです。
通常はこの青色を主体に蛍光剤で色を変えたり、他の色のLEDを混ぜて照明の白色や電球色を作り出します。ですから、照明の色によって発光効率が違います。青色に近い白色の昼光色や昼白色のものの発光効率が良く、電球色はどうしても少し効率が悪くなります。電力に対して、発光効率の良い物を求めるならば、昼白色のものが良いでしょう。ただし、LEDは元々発光効率が良く、電球色の暖かな色も選択する価値もありますし、最近では各色のLDEも効率がどんどんよくなっていますね。

色温度に付いて

熱による色の温度は、低い物だと赤から、オレンジ、温度が高くなると白色から、さらには青色、紫色になります。この物の色の温度を照明の色に換して、色温度(ケルビン)で表したりします。ただし、同じ電球色でも各社色温度が違います。大まかな意味が分かっていると大体の色が検討がつきます。

昼光色は大体、色温度6500Kで、白色から少し青い色になります。温度が高くなるほど青色が強くなりますので、6500Kの物と7000Kの物があったら、後者のほうが少し青みが強いと思って下さい。同じように昼白色は、大体5000Kです。電球色は大体2800Kです。ですから、同じ電球色でも色温度の表示を見て、こっちより少し白っぽいとか判断出来ます。

よくこれは電球色でも本当の電球の色と違うと言う方がいますが、色相もありますが、同じ電球でも、ワット数や個体差によって色温度は微妙に違います。ワット数の大きな電球ほど、色温度が高くなります。ですから、自分の好みの電球の色温度に近い物を選ぶのなら、たとえば100Wクラスの電球の色が好きなら、2850K程度の色温度のものを選択すると良いと思います。

明るさについて

LEDの明るさは、全光束のlm(ルーメン)で表示されます。全光束とは全方向に発せられる光の総量です。
電球型LEDでは、60W型とか、相当する電球のワット数で表示している場合もありますが、とてもいい加減な表示ですので、必ず全光束の表示を確認して下さい。会社によっては全光束で比べている場合もあり、下方方向に対する光束で比べている場合もあります。良心的な会社では(大手の家電メーカーなど)では、40W相当なら、40Wの電球の全光束以上のものを40W相当と表示しています。
それでは、通常の電球の全光束を書いておきます。

・40W電球の全光束、大まかに480lm
・60Wの電球の全光束、大まかに800lm
・100W電球の全光束、大まかに1500lm

ですから、要するにこの全光束を参考にして、電球型などのLEDの明るさを判断すれば良いかと言うと、そう単純ではありません。なぜなら、LEDの照明の特性と、電球や蛍光灯の照明の特性が違うからです。LDEは方向性が強く、下方方面に光が飛びます(LEDの配置してある方向)。通常の電球などでは全方位的に光が飛びます。

ですから、照明としての能力は、全光束で考えれば良いのですが、実際の明るさは、LEDは能力以上に下方の明るさが強いと言うことです。参考程度に読んで頂ければ良いのですが、たとえば全光束500lmのLED電球があった場合、能力としては電球の40Wクラスですが、下方に対する明るさは60Wの電球程度になります。その代わり、天井方向への光の具合は、40W電球に比べると暗くなります。電球のように割と拡散するように作ったタイプもありますが、やはり下方の方が強くなります。

このあたりの違いで、LED電球に替えたら、暗くなったとか、びっくりするぐらい明るいとかの感想の違いが出ます。全体的に照らさないと困るような所や器具に付ける場合は、相当する電球の全光束以上のものを、ダウンライトやトイレのように下方方面を照らせば良い物は、相当する電球の全光束のより低い全光束表示のもので良いと思います。
なお、調光器で使えるもの、密閉タイプの器具で使える物、使えない物がありますので、購入には注意して下さい。
LED電球の色々を見てみる。

LED照明器具について

電球タイプのものは、電球型LEDに交換すれば良いのですが、家中の照明を全LED化して、大幅な節電をしようと思うと、どうしても蛍光灯タイプの照明のLED化を考えないわけにはいきません。もちろん、蛍光管と置き換えが出来る蛍光管タイプのLEDも有りますが、あまり一般的でなく、使用出来る器具が限られたり、場合によっては器具の改良が必要になります。不適切な使用であると発火の危険もありますので、お奨めはできません。
蛍光管タイプのLEDランプを見てみる

普通は、器具ごと交換が無難です。最も簡単なのは、電球を装着するタイプの器具に交換して、そこにLED電球を装着するという方法です。この手の照明器具には安価でもおしゃれなものが多く、選び方によっては、非常にセンス良く、節電が出来ます。
簡単にLED化出来る電球用照明器具を見てみる。

又は、思い切って、シャンデリアに交換して、電球をLED化するという方法もあります。シャンデリアと言っても、安価な物があります。
シャンデリアを見てみる。シャンデリアなどでは、通常の電球の口金と違う物が使われていますので、対応する口金のLED電球を購入するように気を付けて下さい。ちなみに通常の電球の口金は、E26で、小型電球はE17、他にも、E12や、E11などもあります。

しかし、広いリビングのような場所は、思い切って、LED照明器具に交換するのが相応しいでしょう。
この記事を書いたころに比べ、LED照明器具は、ものすごく値段が安くなりました。使っていけば、電気代や耐用年数で元が取れ、しかもLED照明ならではの機能、スイッチ一つで、昼光色から電球色まで照明の色や明るさが簡単に変えられたりするものもあります。シーリング器具などは、本体は非常に薄く、その日の気分で暖かな色やすっきりした色に変えることも出来、まさに理想的な近代的な照明という感じです。
LDE照明器具を見てみる。

LEDと蛍光灯

全体の発光効率そのものは、まだ蛍光灯の方が優れている面もあります。、蛍光灯の方が発光効率(全光束)が優れているので節電にはならないという意見があります。

しかしながら、ここ数年でLEDは急速に進化しました。現在では発光効率がLEDよりやや優れていた、高周波タイプのワット数の大きな蛍光管も追い越されました。
また、蛍光管単体での発光効率をLED照明器具自体と比べられることが多く、蛍光管は同じように器具に組みこんだ場合、果たして大差ないのでしょうか。
さらにLEDは器具のワット数で、蛍光管は管単体のワット数で比較されることが多いのですが、蛍光灯の安定器はそれ相当の電力を消費します。少ないタイプでも3ワット、少し前のタイプで7ワット程度、多いものでは10ワット以上になります。又、安定器は古くなると電力消費が増えます。
また蛍光灯は始動時に大きな電力が必要です。一瞬ですので、目に見えて使用量に跳ね返るようなものではありませんが、始動一回で蛍光管の1時間分の寿命が縮むとも言われます。
そして、蛍光灯の発光効率は360度に渡っての光束です。必要な部分に集中するLEDと単純には比較できません。これは用途や使用感にも係わりますが、蛍光灯は意味のない方向にも発光効率を浪費してしまっているという言い方もできます。

それらを総合的に判断すると、現在ではLEDに軍配が上がります。少なくとも安定器を使っている蛍光灯はLEDに置き換えていくのがふさわしいと思います。

色々書きましたが、蛍光灯照明の安定器には安全寿命もあります。10年以上前の(20年以上であればもちろんのこと)蛍光灯機器は、LED化していくべきでしょう。
LDE照明器具を見てみる。

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