役に立たなかった半導体

電気を通すものが導体、電気を通さないものが不導体です。
これに反して、ある時は電気を通し、ある時は通さないものは半導体と呼ばれます。

長らく半導体は中途半端で役に立たないものとして、遠ざけられていました。
導体や不導体の研究は盛んにされましたが、半導体は無視されて来ました。捉えようもない、どうしようもない下らぬ物なのでした。

ところがこの半導体によって電子技術は、大きな進歩をする事になります。なくてはならない物になりました。

半導体がスイッチの役割をし、電子回路の司令塔になりました。
コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、この半導体無くしては生まれようもなかったのです。そればかりかすべての部品を構成します。
ある時は電気を通し、ある時は電気を通さない、一見役に立たないようですが、うまく制御すれば導体や不導体には想像も出来ないような力を発揮するのです。

人もそうです。ある時はこうであったり、ある時はそうであったり、捉えようの無い人は、不完全な人間と見なされやすいのです。
信念の人が尊ばれ、また、人は人にレッテルを張りたがります。真面目な人、不真面目な人。仕事中毒、遊び人。従順、反抗的。臆病、大胆。弱気、強気。人は人を規定し、安心するのです。

形の決まった人が、定まった人が、安心感を与えます。適材適所と言う言葉は、秩序も意味しています。
これに反して、うつろいやすい人、得体の不明な捉えどころのない人は、疎まれる傾向にあります。概して定まらない分けの分からない人間となります。
ところが半導体のようにうまく制御すると想像もつかない力を発揮するかも知れないのです。

貴方は導体でしょうか、不導体でしょうか、さてまた半導体でしょうか。。。

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