邪気を知る

開運のための邪気避け、邪気抜き

邪気とは何でしょう。なにやらおどろおどろしく、人によっては恐怖を感じるでしょうし、人によっては怪しげな惑わかしと感じるでしょう。

運を良くする為に一番大事なものは、この邪気避け、邪気抜きですが、邪気とは何も難しいものではありません。ごく普通にあたりまえにありとあらゆる所にあるものです。おかしな事を言って、うさん臭いと思われる方も、このページだけは読んで見て下さい。

たとえば、あなたのベットの上に、仮にピアノ線で吊るした短剣をぶら下げます。落ちて来ることはまずありません。しかし、寝ているあなたの顔に向かっているとします。想像して下さい。これが毎日だったらどうでしょう。ゆっくり寝ていられるでしょうか。人によってはうなされ、人によってはとても横になっていられません。あたりまえと言えば、あたりまえです。ふざけるなでしょうか。

では、今度はその短剣を天井に埋めこみボルトでとめるか、コンクリートの天井と仮定して、埋めて抜けないようにしてしまいましょう。
でも、短剣の筒先はやはり迫って来ています。やはり、気分の良いものではありません。毎日だったら、何かの不調とか、寝不足をうったえる事に成るでしょう。悪い夢を見るかも知れません。
これが邪気です。

では、少しだけ邪気避けをして見ましょう。天井との間にラップを張ってしまいましょう。まだぼんやりですが、見えていますし、もし、抜けて来たらラップでは防げないことは分かっています。想像して見てください。まだ気分は悪いですが、でも、むきだしのさっきよりは、少しは気が楽かも知れません。

それでは、全て埋めてしまいましょう。おまけに鉄板で囲います。もう絶対に安全です。
でも、何かが心に引っかかるでしょう。
一年もすれば忘れてしまうかも知れません。しかし、何も無い時に比べて何かが違っていると思います。どこかで何かの身体や人生の不調が生じるかも知れません。幼年期の些細な出来事で、大人になってから心の病気を起す事も普通にあることはご存じでしょう。

これらは実は脳の機能に関係しているのです。
たとえば、閾下知覚という知覚心理学の用語は知っていますか。一般的にはサブリミナルとも言います。
人の意識や知覚で捉える事が出来ない程の短い時間の映像、あるいは低周波や微小な音声で何かを表現すれば、人に対して影響を与える事が出来ると言うものです。たとえば映画の中にポップコーンの映像を知覚できない時間で流せば、ポップコーンの売り上げが増すと言う有名な話しがありますね。ですから、この手の広告はもちろん禁止されています。

どういう影響があるかは別にして、人は自分で自覚しないものも、言わば知っていると覚えておいてください。

人は生きている間に脳の十分の一も使っていないという話しがあります。しかし、これは違います。
もし、使用されないで無駄であったなら、進化の過程で縮小されているはずですね。そうです。脳は盛んに働いているのです。人が意識もしない様々な情報を収集し、統合しています。無意識とも呼ばれるものです。この無意識の世界が、心の中に占める割合はとても大きいものです。

何かに行き詰まってしまっている時、全く関係の無い事をしている時に、ふと、良いアイデアを思いつく事があるでしょう。もちろん偶然に出て来たものではありません。あなたの知らないところで脳は様々な情報を吟味して、何かの答えを出してくれたのです。もう忘れている、たわいのない朝の喧嘩をした日に、なにか仕事でつまずいた事もあるでしょう。あなたは意識していないかも知れませんが、脳が混乱をしてるのです。

あなたの知覚していない様々な情報。もう忘れてしまったいやな視線、聞こえなかったけど、脳だけが収集したあなたの悪口。どことなく違和感のある地域や物。気の揺らめきのような何かの不快感、何かよからぬもの。脳は全てを収集しています。そして、様々な影響を受けています。その中には物理的なものや人の思念や悪意もあるでしょう。それが邪気です。

百獣の王のライオンものど仏に刺さった小さなトゲで食べるものも満足に食べられず、死んでしまうのです。とても致命傷では無いのに、大きな影響を与えてしまいます。虫歯が痛いだけで、イライラして、ここぞと言う時に大変な失敗をして仕舞う事もあります。
邪気がなぜ恐いのか、わかると思います。

どんなに素晴らしい幸運の要素があっても、この邪気を除かないと何にもなりません。全ては逆効果です。開運というのは、この邪気抜きから始めるのが、一番、重要なのです。なぜかもうひとつうまくいかないと言うのも、多くの場合、この邪気の為です。

どのような邪気があるのか、邪気をどうすればいいのか。先人はどう言うことをして来たのか、なにか方法があるのか、ゆっくりと語って見ようと思います。

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