株式の価値
株式というのは有価証券の一種です。
東インド会社で初めて取られたシステムで、新しい発明でもありました。つまり資本(所有)と経営の分離です。
端的に、株はなんだと言えば、それは権利書です。土地や建物の権利書と同じような物です。
もし10株だけ株券を発行している会社の株をあなたが1株買えば、その会社の十分の一を所有しているということです。一つの建物に10室あるマンションの1室を所有している感じですね。
ですから、理論的に言えば、その会社の全価値を全発行株数で割った値段が、その1株の値段です。
もちろんその会社の価値をどのように見るか、人それぞれの部分もありますし、思惑や需給によって、様々な動きをします。その株価の値段に全株数を掛けたものを時価総額とも言い、その会社の今現在の理論的な値段です。
そして、市場全体の時価総額は、日本経済の価値、値段とも言えるわけです。
株式投資について
株式投資は、投資の王道とも言える存在ですので、この項目だけではとても書ききれませんが、投資の収益が預貯金の収益を必ず上まわる、理論的根拠を一番説明し易いのは株式会社です。
もし預貯金の収益が投資の収益より常に高ければ、株式会社に投資をする人がいなくなり、株式会社は存在しなくなります。
預貯金を借りてくれ、最終的に預金者に利息を払ってくれるのは多くの場合、株式会社です。ですから、預金金利は限りなく0になり、また預金制度が崩壊してしまいます。
これが投資収益が金利を必ず上まわり、また上まわらなければならない理論的な根拠です。
株式を所有することは、会社を所有することです。株価は会社の価値であり、将来の収益の分配を受ける権利書が株券です。また、株主に対して配当だけで無く、会社の商品等を配る株主優待制度を取っている会社もあります。
株式投資は自己投資の次ぎに有用な投資です。値上がり益や配当、そして株主優待が貰えることもあります。
株式投資や株主優待にご興味がおありの方は、こちらのサイトも参考にしてください。