クレジットカードの罠と得

クレジットカードは、巧妙に仕掛けられた一種の罠です。しかし、上手に利用するとそれなりの蜜も存在します。

クレジットカードの賢い選び方

巧妙な罠(押さえて置くべき事)

クレジットカードで購入されると、店舗はカード会社に手数料を支払わなければなりません。しかし、それではなぜ、多くのところが提携カードを作ってまで、カードを持たせ、使わせようとするのでしょうか。おまけに色々な特典まで用意してくれます。手数料が手に入るカード会社は別にして、お店にとっては現金収入のほうが遥かに得なはずです。

なぜなら、統計上、確実にカード利用者の購買額が高く成るからです。カードの客には売り易い、1ランク上のものも買わせ易い、それが現実だからです。
始めのうちは誰でも注意するでしょう。しかし、現金が無くても購入出来る利便性やポイントや特典に釣られて買い物を繰り返すうちに金銭感覚が麻痺して来るのです。

さらにまた、分割払いの罠です。支払の事を考えると、ついつい分割払いにしたくなりますが、これは実は法外な金利です。
基本的に消費者金融と何ら変わりはありません。しかし、商品の購入であるので、お金を借りるという意識が希薄になります。
クレジットカードを使って分割で支払をしたら、カード会社に金利の掛る借金を負ったと言うことを肝に銘じる人は少ないのでは無いでしょうか。キャッシングには気を付けても商品購入はルーズになりがちです。しかし、キャッシングをして、そのお金で商品を購入している事となんら変わりはないのです。

さらにリボルディング払いです。これを繰り返す事によって生じる意識は、完全に借金と言う感覚から離れてしまいます。リボルディング枠が空くと、まるであたかもその分の貯金が出来たような感覚になります。
空いた分、また何かが買えるようになったと言う気持ちです。

これらがカード破産の理由の数々です。現代社会には色々な罠があります。もちろん合法的な罠です。罠と言ってはいけないのなら、戦略です。

あなたの戦略

賢い消費者に成る為には、その戦略をかいくぐり、逆手に利用しなければなりません。

ポイントなどの特典

一つには特典を有利に利用しましょう。
しかし、多くのカードを特典の為に持つのは、賛成できません。なぜなら、いくら使ったのか、支払総額がいくらになるのか、管理が難しいからです。そうなってしまうと、ついザルになって、出るを制することが出来なくなります。

持っていたり、使用するカードは主に使用が一枚、必ず予備にもう一枚。それが理想です。特に理由が無ければ、3枚が限度です。
また、数多くのカードを持ちすぎると、信用情報を照会された場合、各社にクレジット債務が多く、信用枠を一杯に使っている状態が日常と思われ、痛くもない腹を探られます。クレジットカードを多く持ちすぎるだけで、何かおかしいと融資を断られることもあります。
数多く持っている方は、利用料が無料のカードでも、使っていない物は解約しておきましょう。概ね5枚ぐらいまでなら問題はありません。

使用するカードは、ポイントや特典の有利なものを少数選びましょう。

通常、カード会社の決済手数料(店舗がカード会社に支払う金額)は、2%程度から、高くても5%程度。その内の何%相当をカード会社があなたに還元しているかが、鍵になります。(注意、カードによって、1ポイント当りの相当額は違います。)
金銭に換算した実質的なポイントが、購入額の何%相当になるかを考えて見ましょう。通常のカードの還元率は0.5%から0.3%程度です。

また、いくつかの品物に交換できるだけのポイントはあまり感心できません。リストの中のものが偶然に今現在、自分の欲しいものである可能性は非常に少ないものです。多くの場合、あってもいいな、いつか欲しいと思っていたから、これにしよう。あるいは、ポイントの期限が切れるから、仕方がないからこれを貰っておこう。そんな所では無いでしょうか。
ポイントをお金と仮定すれば、無駄使いの買い物の最たるものです。図書券などに替える場合も、あなたがいつも一般書店で購入する習慣が無い場合は、チケットショップで売却できる金額で換算しましょう。

現金、もしくは現金相当で使えるポイントを重視しましょう。(あなたに利用機会がどの程度あるか。基本的には人によるということなのですが、生活パターンの変化にどのようにでも対応できるものかと言うことです。)

支払回数

もう一つは、三回以上の分割払いには、なるべくしないと言うことです。
お金の価値は時間によって変わります。お金の実質価値は金額×時間を参照。

購入日と支払い日との間にはおよそ一ヶ月の期間があります。貰うお金は早い方が価値があり、払うお金は遅い方が有利です。およそ一ヶ月の利息分があなたの儲けです。分割にするなら二回払いまでにします。二回払いなら金利は掛りませんし、さらにあなたが有利になります。

割賦販売法では、三回以上の分割販売で無ければ金利は取れません。ですから、クレジットカード会社は利息を取りたくても取れないのです。一回払い又は二回払い、これがあなたの有利なポジションです。法律があなたに味方をするターニングポイントです。これは法律が作ったエアポケットのようなもので、これを賢い消費者としては利用すべきです。(ただし、二回払いが出来るクレジットカードは限られますので、これを選択肢の一つとしても良いでしょう)

分割払いにするぐらいなら、総合口座の定期担保の自動融資を上手に利用しましょう。残高にはマイナスが付きますが、その方が金利上遙かに有利です。また、支払い口座に定期付帯が無い場合はなるべくクレジットカードを作るべきではありません。もし、残高不足で、二回連続してカード利用額が引き落とし不能になると、金融事故情報(ブラックリスト)に乗ってしまうからです。
そうなると将来住宅ローンを借りようとしても、理由不明で断られ、途方に暮れる事態も想定されます。(事故情報は情報機関には7年残りますが、該当金融会社グループには一生残ります)

年会費無料

また、通常のカードであれば、年会費無料のものを選ぶのは、賢い選択だと思います。無料に釣られず、特典との勘案で選べとの意見もありますが、探せば会費が掛るカードより特典の良い無料カードが存在するのも、今の現実です。
ステータスや特別な特典の為にゴールドカードを持つなら別ですが、通常のカードで年間利用料を払うのは詰まらないことです。なぜなら、使用する事によりカード会社の収益になるものに、年間使用料をさらに払うのは、あなたにとって理不尽なことです。

現金主義の罠

カードを持たず、現金払いが一番有利で安全かと言いますと、あながちそうとも言えません。
ご存じのようにクレジット会社や金融機関は、信用情報を共有しています。信用情報を照会された場合、クレジットカードの利用の無いあなたは「該当無し」になります。何の情報も無いのです。

大きな融資をしようとしているときに、今まで金融事故もなく、クレジットカードを利用していた方と、支払い経歴も分からない、得体の知れない方と、どちらが信用できるでしょうか。
又、現代の社会でクレジットカードの一つも持っていない方は、どこかおかしい、クレジットカードを持てない理由が、何かあるのでは無いかと普通は疑いますよね。

これはアメリカなどでは特に顕著で、クレジットカードを持っていること、利用していて未払い事故が無いことが、個人の信用の基礎になっています。アメリカに移住した時など、今までクレジットカードを持ったことがない方がぶち当たる有名な壁です。融資を受けようとしても断られたりします。必要になって、緊急にゴールドカードを持とうとしても、年収などが基準に合っていても断わられます。

又、海外ではクレジットカードは身分証代わりにもなります。ホテルでクレジットカードを提示できない場合は前金を払う必要がある場合もあります。

日本でも今まで確実に支払っていたと言う信用は、重みを持ってくるでしょう。やはりクレジットカードを持っていて、金融事故が無いこと、これを金融事故情報機関に示して置くことも必要なのです。住宅ローンの申し込みを始め、色々な事、大きな取引などでこの信用情報は照会されます。

この意味で非常にマイナーなカードを一枚だけ持つと言うのは、止めた方が良いです。何かの事情で発行元がカード事業を廃止した場合、信用情報が失われます。ある程度メジャーなカードも持ちましょう。

国際カードブランドの特徴について

VISA

世界最大の国際ブランドです。アメリカ、アジアに強いカードです。
基本的に決済カードです。VISAはカードを発行しません。サービスもVISAは提供しません。ライセンスを受けた発行元が独自にサービスを提供します。
ですから、どこが発行したVISAを使うかでサービスが違います。
使用可能店舗数、世界で2800万店ほど。国内300万店ほど。2005年統計。その後の統計が不確かですが、3000万は優に超え、マスターカード程度と思われます。
シェアは世界最大で15億枚程度の発行があります。日本では3284万枚(2015年)JCBに次いで二位です。

マスターカード

ヨーロッパ、アフリカに強い国際カードです。ヨーロッパ方面に頻繁に行かれる方は、これがジョイントしているカードはまず押さえるべきかもしれません。世界第二位のカードブランドです。ただし、加盟店舗数はVISAよりいつも多いようです(現在は分かりません)。
マスターも決済カードで、マスター自身は基本的にはサービスを提供しません。
VISAとそれほど遜色はありません。発行枚数8億以上。
使用可能店舗数、世界で3800万店ほど、2014年。国内300万店ほど。国内は2006年推計。

JCB

日本で唯一の国際カードです。国内では一番強く、アジア、アメリカなど、日本人が行く地域で強いカードです。いつの間にか、主要な国際ブランドになりました。(国際カードブランドは5つしかありません。良く言われる中国銀聯はクレジットカードではありません。)
以前は海外で使える店舗が少なかったのですが、アメリカの第三勢力のディスカバーカードとの提携などで、使える店舗も増えました。シェアはダイナーズを抜いたようです。

サービスを主体にしたT&E(トラベル&エンターテイメント)カードです。JCBのマークが付いているカードは、どこが発行元であろうがすべてJCBのサービスが受けられます。「JCB海外お買い物保険」なども自動付帯します。さらに発行元の独自のサービスも受けられます。

主要都市に置かれているJCBラウンジでも、様々なサポートやサービスが受けられます。
海外慣れしていない方が海外に行く時に持って行けば、心強いカードです。JCBグローバル・ほっとライン24など、24時間、急病や盗難に遭ったときなど、確実に日本語でサポートや援助が受けられるのは安心感があります。
使用可能店舗数、世界で2700万店ほど、国内900万店ほど。発行枚数、国内6700万枚、海外1700万枚、2014年度JCB発表。

アメリカンエキスプレス

サービスを主体にしたT&E(トラベル&エンターテイメント)カードです。
以前は特にアジアでは使える店舗が少なかったのですが、JCBとの間で店舗の相互開放をしていますので、JCBの使える店で使えます。逆にアメリカンエキスプレスの店舗でJCBが使えるようになっています。(完全解放ではなく、使えない店舗も数多くあります。)ただし、日本で使いやすくなるのはもう少し時間が掛かるでしょう。
以前はステイタスがあったのですが、今では基本的に普通に持てます。
使用可能店舗数非公開。1700万店ほど。2006年推計。

ダイナーズ

T&E(トラベル&エンターテイメント)カードです。
ステイタス性の強いカードです。通常のカードで、他のゴールドやプラチナ程度以上のランクです。
使える店舗数が少ないですが、アメリカではマスターカードの使える店舗でも使えます。
使用可能店舗数2000万店ほど。2006年推計。ただし、日本ではかなり少なし。高級店多し。

お勧め

国際ブランドは、所有を分けることが必要です。
私の感覚では、JCBがジョイントされているものを一枚、世界のどこでも使えるという意味で、VISAか、マスターカードがジョイントされているものを一枚持つのが良いと思います。

やはり日本では田舎に行くとJCBしか使えない店舗もあり、VISAとマスターカードは、日本人に取って、それほどの特徴の違いはありません。

もう一枚持つなら、片方を加えます。つまり、三枚を持つなら、JCB、VISA、マスターカードの3つに分けることをお奨めします。
もし、アメリカンエキスプレスやダイナースを持つ場合は、性格的な違いがあまりないVISAか、マスターカードのどちらかを外されるのがよろしいでしょう。

主要な電子マネーの特徴について

電子マネーもいつしか一般的になって来ました。
クレジットカードの中に付属して搭載される事も珍しくなくなって来ており、カードの選択肢の1つにもなっていますので、主要な電子マネー5社について言及します。

多くの場合、電子マネーの利用でもポイントが付きます。ワンタッチの支払いが出来ますので、少額決済時には電子マネーが便利です。

発行数、利用可能店舗数は、運営元の発表数字です。執筆時点で確認できた発行数の多い順で掲載しています。

楽天Edy(エディ)

電子マネーに使用される非接触通信チップを開発したソニー出資で、いち早く事業を始め、のちに楽天グループになっています。累計発行数が最も多い電子マネーです。
Edyの名は、Euro(ユーロ)、dollar(ドル)、Yen(円)から来ています。

発行数:9280万枚(2015年12月)
利用可能店舗数:40万1000店 (2015年2月)

WAON(わおん)

イオングループの電子マネーです。決済時にワオンという犬の鳴き声に似た電子音が人気です。ただし、名前の由来は和音からです。
決済総額が最も大きい電子マネーです。急激に伸びています。

発行数:5320万枚(2015年10月)
利用可能店舗数:22万6000店(2015年10月)

Suica(スイカ)

JR東日本の交通系電子マネーです。定期乗車券、乗車運賃徴集から始まりました。交通系電子マネー間で相互利用が出来ます。ただし、ポイントが付くのは限られた店舗です。
名前は「super urban intelligent card」の略です。

発行数:5681万枚(2015年10月)
利用可能店舗数:24万4960店(2014年1月)

nanaco(ナナコ)

セブン&アイ・ホールディングスグループの電子マネーです。後発ですが伸びています。
名前の由来は、セブンの7(なな)と、コインのcoです。

発行数:4337万枚(2015年10月)
利用可能店舗数:20万4800店(2015年10月)

iD(アイディ)

NTTドコモの電子マネーです。お財布携帯から始まりました。これはポストペイ型で、紐付けされたクレジットカードで後払いになります。
名前の由来は、「身分証明書・社員証」などを意味する「iD」です。

発行数:1650万枚(2012年3月)
利用可能店舗数:国内50万店、海外120万店(2013年6月)

クレジットカードの審査

クレジットカードの審査が通らないと言う話があります。信用情報機関に事故情報が載っているような場合は当然ですが、まるで理由が分からないというお話も良く聞きます。さて実際に重要なものはなんでしょうか。

クレジットカードの発行会社の審査基準はすべて違います。高度な統計解析技術でスコアリングされており、各社の企業秘密です。普通の方の考える常識と少し違っている面もあり、なぜ落ちたのかまったく分からないという場合もあります。
審査基準を端的に言いますと、安定と実績です。基本的にクレジット会社は臆病者です。このように考えると理解しやすいと思います。

年数

まず重要なのは居住年数と、勤続年数です。自営業の方なら、営業年数です。1年未満はかなり不利です。問答無用で落とす所もあります。5年以上が理想。(ただし、新卒者の場合は考慮されます。)

大きな環境変化があると、生活が破綻する可能性が高くなっているので止めておこうということです。
つまり、今まで通りの暮らしをしている人なら、今後もたぶん今まで通りであろう、そうでないとどうなるかわからない、そういうことです。もちろん、これらは統計的に導き出された結果を参考にしています。

カード使用歴

クレジットヒストリー(カード使用歴)がない、これもかなり不利です。カード会社によっては、すぐに落とします。ゴールドカードならどこも難しいと考えた方がよろしいです。若い方なら大丈夫ですが、ある程度の年齢の方で、履歴が何も無いのは不審人物だと思われます。

自分のステイタスから言って、落ちた理由が分からないと言うその理由がこれであったりします。その場合、比較的に審査の通りやすいカードを作って、毎月何かに利用してしっかりと支払い、信用情報機関に履歴を残してから、再度欲しいカードに挑戦して下さい。
信用情報機関の履歴には、請求があって、支払いがあった月は$マークがつきます。延々と1年以上$マークがついている他社のカードがあれば、この人は大丈夫な人で、さらにカードをよく使ってくれそうと判断されます。

逆に言えば、何年も毎月延々と$マークが付いているひとは、かなりポイントが高いです。これには公共料金をクレジットカード払いにするのが一番です。

カードの持ちすぎ

クレジットカードをたくさん持ちすぎている、又は短期間にいくつも申し込んでいる、これも不利です。特に申し込みを断られたカードがたくさんある人は、うちも止めたいとなりますよね。この申し込みを断られた情報は、半年履歴に残ります。これが原因で落とされ続けていると思われる場合は、半年以上経ってから申し込みし直してください。

また、不要なカードは解約して下さい。法規の改正もあり、無担保債務の総量規制も始まっています。ショッピング枠は別ですので、キャッシング利用無しで申し込めば大丈夫な場合もありますが、カードを持ちすぎているのは何かと不自然に思われます。5.6枚ぐらいなら中立的かも知れません。当サイトのお勧めは3枚程度です。

固定電話も

次に固定電話がない、これもやや不利になります。今日ではIP電話でも良いです。今時と思われるかも知れませんが、固定電話の存在は局番地域の住居を裏付けることが出来るからです。

年収

年収は実はあまり考慮されません。与信枠が低めになるだけです。総額より安定収入が考慮されます。どのみち、利用実績が積み上がれば、すぐに与信枠は増えます。

ただし、持っているカードの与信枠を足して、年収の3分の1に達していたら、難しいと思って下さい。半分なら、確実に無理です。その場合、要らないものを解約するか、限度枠を減らして貰って下さい。

もちろん、審査の年収基準が明示してあるカード(ゴールドカードなど)は基準から外れていたら、無理です(多少は融通が利きます)。

審査の難しさについて

カード会社の審査は、発行会社が行います。国際ブランドは関係ありません。
また、基準は各社で違いますので、一般的に難しいと言われる所に通り、簡単と言われる所に通らない事もあります。
ですから、難しいか、簡単かは、人それぞれの事情によります。

一般的に審査の難しいと言われる順番からから並べますと、
1.銀行系(三菱UFJ、三井住友、JCB本体など)
2.信販系(ニコス、ジャックス、オリコなど)
3.流通系(イオンカード、OMCカード、セブンカードなど)
4.メーカー系(トヨタカード、ソニーカード、NTTカードなど)
5.消費者金融系(アコムカード、武富士カードなど)

なお、楽天は定期的に信用情報をチェックし、問題などがあれば、すぐに利用の停止をすると言われています。

基本的には、クレジットカードは入れる時に入って置いた方が得策です。
平成22年の割賦販売法の改正を受けて、これから益々審査が難しくなってくるでしょう。
改正された割賦販売法は、返せない可能性がある人に、貸した方に責任があるという考え方が入ってきているからです。ですから、どこも審査を徐々に厳密化させて来ているようです。

在籍確認。

職場にカード会社から在籍の確認電話が掛かってくる場合があります。ステータスのあるカード会社では、堂々と名乗り、総務部などに確認電話があります。カード会社によっては、個人名で掛けて本人を呼び出すようです。

他にクレジットカードを持っていて、信用情報機関に乗っている会社名と同じ申し込みである場合は、省略する場合が非常に多いです。在籍確認電話が嫌な場合は、あまりそういう事をしない流通系のカードを申し込んでから、欲しいカードを申し込んで下さい。なお、信用情報にデーターが載るのは2~3ヶ月後です。(信用事故情報はすぐに乗ります。)

お勧めのクレジットカード

お勧めカードをいくつか紹介しして置きます。私が徹底的に調べ、総合判定した結果です。あくまで執筆時現在で有り、人により重視するものは当然違いますので、参考です。推薦カードは変更することがあります。

一般カード

楽天カード

色々なカードを総合比較して、メジャーなところで特に優れているのは、楽天カード
です。
買い物、支払のポイントでの還元率は1%以上(楽天市場利用での期間限定ポイント付加を含めると4%以上)あります。1ポイントは1円換算です。しかも、基本ポイントは一年間に一度でもポイントの増減があれば、ポイントの有効期間が永遠に続きます。実質的な永久ポイントです。

このポイントは、日本最大のショッピングモールの楽天ポイントになるため、どの商店、どの商品を選んでも良い為、ほぼ現金と同様に使えます。
また、定期的に楽天カードポイント3倍5倍デーなどもあります。楽天市場以外にも提携ショップや提携レストラン、出前サービス、提携コンビニも多く、そちらでもポイント3倍以上獲得も可能です。

公共料金の払いこみなどにも利用すれば、知らないうちに楽天ポイントが雪だるま式に溜まって行きます。年に何度かは、無料の買い物が出来るでしょう。さらに楽天市場でのポイント利用購入分もポイント付加の対象です。

しかも、楽天市場の会員ランクは、購入額ではなく、ポイント獲得回数とポイント獲得数になりますので、楽天市場での購入が少なくても、簡単にシルバー会員、ゴールド会員、プラチナ会員になれ、特別セールなどの参加やポイント5倍付け、10倍付けの機会にも恵まれ優遇されます。

また、ポイント移行提携先も多く、色々なポイント(マイレージなど)にポイントの移行が出来(逆も可)、少し工夫すれば現金化も簡単です。
カードに付いている電子マネーの楽天Edyに移し、街で現金同様に使うことも出来ます。(発行数、8540万枚(2014年11月)の普及率ナンバーワンの電子マネーEdyが付いていることも強みです。使用可能店舗40万店以上。)

特筆すべきは、無料カードでありながら、海外旅行時の旅行保険等も充実していることです。旅行保険等に入る必要もないでしょう(旅行代金を楽天カードで払った場合)。

ただし カードデザインの楽天マークがいまいちな感じもします。普通の店舗で使うのがためらわれる場合は、ネット限定で使用しても良いでしょう。

顧客満足度5年連続一位の月並みですが、現在、当サイトの一押しの推薦カード(もしくは後述する楽天ゴールドカード)です。発行元は楽天カード。申し込みは申し込みはこちら

意外な狙い目のイオンカード

実は、この流通系カードは推薦対象ではありませんでした。しかし、勘案したところ、本人及び家族でイオンでの利用がある方では、色々な面で優れたカードです。

イオンカードはすでに3000万枚発行の主要なカードです。
この枚数というのは、大手クレジットカード会社の発行枚数に相当するものです。さすが流通トップのイオンと言うべきですが、それだけではありません。

カード独自の特典として、イオンのお客さま感謝デー(10日・20日)で、買い物代金5%オフ、わくわくデーでポイント二倍付け(5日・15日・25日)、Wポイントデー(10日)などがあります。
カードのポイント還元率は0.5%程度ですが、独自の5%買い物代金オフなどを利用すると、高還元率カードになります。いつでも化粧品10%オフ(イオン系列のスーパーのみ)もあります。
また、ポイントは電子マネーのWAONに移して、現金同様に使うことも出来ます。(WAONは発行数、4880万枚(2015年3月時点)で普及率ナンバー2になっています)

発行枚数が多いので、提携している施設も多く、意外なところでも入場料などの割引きが受けられます。
また、使用実績によって、年間利用料無料のゴールドカードに切り換えることも出来ます。詳しくは、下記のゴールドカードの項目で言及しますが、ハードルはそれほど高くはありません。

さらに、お客さま感謝デーの5%オフをさらに拡大することも出来ます。
それはイオンの株主になることです。最低株数で結構です。普段の買い物で返金、お客さま感謝デーで5%オフの上、さらに返金があります。
イオンの株の最低単位の100株以上取得して、株主になると、この合わせ技も使えるようになります。執筆時現在の価格ですと15万円程度で100株を購入出来ますし、貯金より遙かに有利な配当も出ます。イオン系の他の会社の株主優待と組み合わせる事も出来ます。
詳しくはこちらのサイトをご参照下さい。

カードの加入はイオンカード(WAON一体型)
またはイオンカードセレクト(イオン銀行利用でさらに有利)

三井住友VISAカード

クレジットカードのそれぞれの細かな違いはよく分からないし、特典などもこだわらないので、オールマイティの安心感があり、とにかくオーソドックスなカードが欲しいと思っていらっしゃる方も多いことでしょう。

クレジットカードは、加入審査もあり、決済に関係していることから、支払いや取引の信用力やステータスに結びつきやすいものです。
もちろんカードの種類だけで端的にステータスが決まるものではありません。しかし、ことさらステータス性を考えなくても、取引先との会食時や後輩や部下との会食時に、また若い方でも、女性とのデートなどで流通系のカードなどで決済することに、何となく違和感を感じることも事実です。

とにかく様々なシチュエーションで、気兼ねなく使え、また年令を重ねても使い続けられる間違いのないカードとなれば、この三井住友VISAカードになるかと思います。

総じて銀行系のカードは流通系のカードに比べてイメージが良い傾向がありますが、その中でも圧倒的にメジャーなカードが、三井住友VISAカードになります。もちろん銀行系と言うよりもカード自体の存在感が大きいカードですね。

ICチップ搭載だけでなく、顔写真付きも選べるセキュリティ対策などの三井住友VISAカードならではの特長や、カード種類にもよりますが、ショッピング、旅行保険の附帯、電子マネーのiD一体型も選べるなどの利点もありますが、メジャーと言う事が最大の利点ではないかと考えます。

もう2300万枚以上が発行されているでしょうか。
国際ブランドのVISAカードは世界で一番多く発行されていますが、日本で発行されたVISAカードの大部分(約7割・2014年)がこの三井住友VISAカードであり、定番中の定番カードとも言えます。

どなたが持っていて損はしない、失敗のないクレジットカードでしょう。

三井住友VISAカード

ゴールドカード

ゴールドカードに特別に信用力やステータスがあるかどうかで言えば、今では何とも言えません。
しかし、カードデザインもそれなりに良く、一般的には高級感もあります。持つことにより、豊かな気持ちになれるとしたら、それだけでも会費を払う価値があるのかもしれません。

特に海外では国によってゴールドカードの信用力が高い場合もありますので、海外旅行に良く行かれる方は、海外旅行保険もついており、持っている価値があると思います。持ちたいと思われる方のために、いくつか上げておきます。

年会費無料のイオンゴールドカード

年間利用料が唯一無料のゴールドカードはイオンカードです。
無料でありながら、羽田ラウンジなどの使用など、ゴールドカードとしての特典はしっかりと付いてきます。特にお買い物保険の300万円、通常のゴールドカードが90日であるのに対して、180日付いています。不注意で壊してもイオンゴールドカードで購入していれば、半年も補償されるわけです0。(買い物保険は普通のイオンカードでも50万円付いています)

しかも、イオンラウンジも利用できます。イオンラウンジとはイオンの店舗の目立たないところにあって、買い物時の休憩などに利用でき、飲み物やお菓子なども無料になっています。こんな特別待遇があるんですね。空港のラウンジよりよっぽど使い勝手があります。もちろん全国のイオンのショッピングセンターにありますので、国内旅行時の休憩などにも無料で使えますね。

ただし、普通には申し込みが出来ません。通常のイオンカードを使用していて、年間100万円以上の利用があって、支払いがしっかりとしていれば、切り替え案内が来るようです。また累計で500万円の利用、80万円以上かつ使用回数120回以上、イオングループの利用が年間60万以上など、いくつかの条件があるようです。
主に使っていれば、やがて何かの条件に入り、ゴールドカードの案内が来る感じです。一度、ゴールドカードに切り替われば、使用が無くても無くなりません。

ゴールドカードを無料で持てるのは魅力ですね。
もちろん、イオンカードのお客さま感謝デー5%オフと、イオンの株主優待の通常の返金も重複して受けられます。
イオンで買い物などをされる方は特に迷わず切り替えを狙ってくださいという感じがします。
申し込みは普通のイオンカードから、イオンカード(WAON一体型)へ、又は、イオンカードセレクト

年会費の格安なゴールドカード

通常、ゴールドカードの年会費は、5千円程度~数万円になりますが、ラウンジのサービスや旅行保険の限度額を引き下げて安価な年会費にしたものも存在します。

最近設定された楽天ゴールドカード

海外旅行保険は通常の格安ゴールドカード程度の2000万円の附帯ですが、国内空港(一部海外)の空港ラウンジ30カ所以上が無料で使えます。
もちろん、楽天市場でのポイント獲得は、通常の楽天カード使用に比べ、+1%アップ(基本ポイントを含め5倍)になっています。さらにゴールドカードならではのカードフェイスで、この点も通常の楽天カードより優れています。(年会費2000円+税)
楽天ゴールドカード

その他の格安ゴールドカード

MUFGカードゴールド
こちらは年間1905円+税の利用料です。申し込みはこちら

セディナゴールド
こちらも年会費1905円+税です。申し込みはこちら

オリコプレミアムゴールド
年会費1950円+税です。申し込みはこちら

もちろん、ゴールドカードならではの特典を求めるのなら、利用料をそれなりに払った方が良いようです。
しかし、これら格安ゴールドカード並の年会費で、種々の特典が附帯するゴールドカードもあります。

プライオリティ・パスの楽天プレミアムカード

先にあげた、楽天カードに比べ、楽天プレミアムカード(楽天市場コース)はポイント等がさらにお得(通常の楽天カードに比べて還元率2%アップ)です。(トラベルコース、エンタメコースは楽天ゴールドカードと同じ)
プレミアムカードならではの特典もメジャーなプラチナカード並に付いてきます。特筆すべき事は、10,000円+税の年会費でプライオリティ・パス(通常の年会費$399:世界600カ所以上の空港ラウンジが利用できる)が付帯することです。
これだけで、年会費の元がとれますね。利用していて実質的に有利では無いかなと思います。楽天カードをすでに持っている方は、申し込めば切り替えになります。

楽天プレミアムカードの申し込みはこちら

存在感のある三井住友VISAゴールドカード

やはりオーソドックスなステータス性、ゴールドカードならではのイメージの良いカードフェイスが欲しい方は、三井住友VISAゴールドカードなのかも知れません。

三井住友VISAゴールドカード

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